アメリカ人に対する思いで



私は幼稚園に入るころ、家の近くにあった駐留軍のアメリカ人から何度か、チョコレートをもらい、とってもおいしい食べ物だと思いました。

チョコレートの味は甘いものから、苦みの強いものまで何種類もあり、どんな好みの人でも好きに違いないと信じていました。その後成人してから何度も、好きな食べ物は何ですかと聞かれると、即座にチョコレートですとずっと答えています。

私が知っているアメリカ人は、陽気で冗談がうまく、お話しているといつも楽しいものでした。

新婚旅行もアメリカに行きました。私は建築の仕事をしていましたので、自由の国アメリカの文明、特に最先端の技術や都市が見てみたかったのです。もちろん日本の歴史の方がはるかに古いのは知っていました。

友人・知人の中には、アメリカに留学したり、研修に行った人もいますし、アメリカ人と結婚した人もいました。そういう人たちに、アメリカで流行っているものは、何十年後かに必ず日本でも流行るからと言われ、よく見てこようと思ったものです。

海外旅行をした時に、もっと話せるようになりたいと思い、いくつかの英会話学校に通いました。先生方は各国から来ている外人です。やはりそれぞれのお国柄が感じられ、国によって人種の違いや、性格の違いが少し分かりました。

一番熱心で教え方がうまかったのは、イギリス人でした。次にアメリカ人とカナダ人です。オーストラリア人とフィリピン人の先生は楽しかったです。ニュージーランドの先生はのんびりしていて、この先生ではいくら習っても上達できないと思ったものです。

英会話のレッスンの時にいろいろな話題について、意見を言うのですが、ある時アメリカ人はとてもフレンドリーでジョークが得意で話しをしていると楽しいので、アメリカ人は好きですが、太平洋戦争の時に、広島と長崎に原爆を落とした事は今でも許せないので、アメリカという国は嫌いだと言った事がありました。

そのとき先生は大変困った顔をして、しばらく黙ってしまいました。

続く